赤ちゃんの夏風邪・ヘルパンギーナの症状は?原因や予防法も紹介!

子供がかかる3大夏風邪の一つとも言われる「ヘルパンギーナ」(他の2つは手足口病、プール熱)。
小さなお子さんをお持ちの方は実際にお子さんがかかってしまった、そうでなくても一度は耳にしたことがあるかもしれません。
まさにこれからヘルパンギーナの流行する季節がやってきます。
今回はヘルパンギーナの原因や、かかってしまうとどんな症状が出るのか、予防法はどういったものか、対処はどうしたら良いのか等、順を追ってお話していこうと思います。
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もくじ
ヘルパンギーナの原因は
ヘルパンギーナの原因となるのはコクサッキーウイルスと呼ばれるエンテロウイルスの仲間の一つです。
コクサッキーウイルスには型がたくさんある(A群2~8、10、12やB群)のですがA群が原因となることが多くなっています。
どのようにして感染してしまうのでしょうか?
主な感染ルートは2つあります。
一つ目は飛沫感染
飛沫感染とはウイルスに感染した人のくしゃみや咳などによって飛び散った唾にウイルスが含まれていて、それを吸い込んでしまうことで感染してしまいます。
二つ目は接触感染
おむつ交換などでウイルスを含んだ便などに触れ、手洗いが不十分なまま、おもちゃなどに触れて、それを小さな子どもが触って目や口の粘膜から感染してしまいます。
気候などの影響により多少のずれはありますがヘルパンギーナが最も流行する時期は5~8月頃にかけて、7月が流行のピークになります。
ヘルパンギーナの症状は
ヘルパンギーナには感染してもすぐには発症しない潜伏期間があります。
その日数はだいたい2~4日間、長くて1週間くらいです。
症状としては、まず熱が出ます。
その温度は38~40度と高く、発熱は1~3日ほど続きます。
高熱に続いて、のどの痛みが出てきます。
ヘルパンギーナの症状として特徴的な物がのどの奥やのどちんこに1~5mmくらいの水泡が出来ることです。
高熱やのどの痛みにより食欲不振や体がぐったりしてしまうことがあります。
高熱により熱性けいれんを引き起こす場合もあるので注意が必要です。
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ヘルパンギーナにかからないためには
ヘルパンギーナの感染予防は他の風邪やインフルエンザとなどの予防と基本的に変わりありません。
外から帰ってきた時、おむつを替えた時に手洗い、うがいをきちんと行うことが重要となります。
また(小さなお子様は難しいので大人が)マスクをつけてウイルスを吸い込まないようにしましょう。
関連記事→乳児湿疹の原因って何?どうやって対策したらいいの?
ヘルパンギーナにかかってしまったら
残念ながらヘルパンギーナのウイルスをやっつける特効薬やワクチンは存在しないので、対症療法になります。
高熱が続くと体力を消耗してぐったりしてしまうのでその場合はアセトアミノフェンという解熱剤を使います。
熱性けいれんの場合はジアゼパムという坐薬を使用します。
いずれのお薬も小児科で処方されている一般的なお薬です。
また熱で汗をかき脱水症状を起こす可能性があるので水分の補給が重要です。
喉の水泡には塗り薬で対処します。
こちらも小児科で処方してくれます。
のどの痛みが辛くて食べ物が飲み込みにくい場合はやわらかくて消化の良いプリンやヨーグルト、ゼリーなどを食べさせてあげるとよいでしょう。
冷たいものだと冷却感で痛みも和らぎます。
いかがでしたか?
間もなくヘルパンギーナの流行が始まります。
正しい知識を持って夏を乗り越えていきましょう。
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